電車内や街中で

電車内や街中で周囲を顧みず携帯電話の画面を眺め、親指で「番号」のボタンを押しながらメールをしている人々を見ることは当たり前になっている。メールの相手は見知らぬ相手の場合もある。サイトにアクセスし、掲示板に自己紹介などを書き込む。そこを窓日として知り合い、メールのやり取りをくり返す。メルともになり、時には実際に出会うこともある。その典型的な「出会い」の場が、「出会い系サイト」だ。「メル友に会いに行く」という言葉を残して、こつ然と二人の女性が消えた京都メル友殺人事件。二〇〇一年春、京都市内の男(二五)が携帯電話からアクセス可能な「出会い系サイト」で知り合った二人の女性を殺害し、死体を遺棄した。「逆援出会い系サイト」による見知らぬ人との出会いが危険だ、と印象づけた。「出会い系サイト」の利用実態やイメージについて、内閣府の世論調査(「児童の性的搾取に関する世論調査」、二〇〇二年八月調査。面接聴取。 一五歳以上の男女五〇〇〇人。有効回答六四・九%)がある。事件の増加の報道などを受けて、世論も影響されていることがわかる。「使い方によっては、いわゆる援助交際や詐欺などの犯罪の温床となる」が五四・九%ともっとも高かった(複数回答)。「詐欺や虚言による書き込みが多くある、いかがわしい」は三一・八%、「性的表現が多くあり、子どもが使うのは好ましくない」は二九・四%などで、否定的なイメージが上位を占めた。


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